in situ pinning

In situ pinningとは、in situ = そのまま、pinning = ピン(ネジ)で固定するという意味です。

無理に整復する(=元に戻す)と、大腿骨頭壊死という合併症が起こりやすいので、無理せずズレを残したまま手術で固定します。こうすることで、合併症が起こらずに治療できる確率が高くなります。

すべりで凸凹ができた大腿骨頭は、少しずつリハビリをすることで、6ヶ月~1年の間に徐々に形が良くなります。これをリモデリングと言います。

どの程度のズレを残して固定するのかとか、今後の成長を予測してピン(ネジ)の長さなどを選択することとか、専門的な知識が必要となります。経験ある小児整形外科医に手術してもらうことをおすすめします。

入院期間は2~3週間ですが、すべりの程度や安定の程度によって、松葉杖を数ヶ月使わないといけない場合もあります。