大腿骨頭すべり症

正確には、大腿骨近位骨端が成長軟骨の部分で後側へとすべってずれてしまう病気です。

11~12歳に起こりやすい病気ですが、ホルモンの異常などがあるともっと低い年齢で発症する場合もあります。

急に起こった場合、すべった部分が不安定な場合は、歩けないほどの激痛がありますが、じわじわとすべってきた場合には、軽い痛みのみで歩ける場合もあります。

ほとんどの患者さんが、手術を受けなければなりません。経験ある小児整形外科医の手術を受けることで、最も重篤な合併症である大腿骨頭壊死のリスクを下げることができます。

・ 手術( in situ pinning、そのまま固定して合併症を起こさない)