雑誌の痙縮特集

Monthly Book Medical Rehabilitationという雑誌の5月号が発売されます。以前当院に勤務されていた柴田先生が編集を担当され、私もITB療法の項を執筆させて頂きました。これまでの経験をもとに、ITB療法で注意すべき点を全て記載しました。ITB療法がトラブルなく普及していくことを願っています。

当院の吉田PTもリハビリテーションの項を執筆しています。リハビリテーションに携わる医療関係者向けの雑誌で、一般向けではありませんが、1冊でリハビリテーションから手術まで痙縮治療の全体像が理解できると思います。

大阪では、新型コロナウィルス感染症患者が減りつつありますが、阪大病院の小児外科手術が延期になったり、静脈麻酔薬が不足してきていたり、まだまだ油断できない状況です。ボバース記念病院でも感染防護を行いながら、お子様たちの治療を行います。

高山日赤病院

一昨日、岐阜県高山市にある高山日赤病院へ出張手術に行ってきました。京都からは車で3時間30分くらいかかります。病院は結構年季が入った建物でした。脳性麻痺のお子さんの股関節脱臼の手術を行いました。小児整形外科医が1名しかおられないので、骨盤骨切り術がなかなか導入できなかったそうです。こういう機会が増えて、日本全国で同じレベルの小児整形外科医療が受けられるようになるといいなと思います。

ちょうど春の高山祭が行われていました。本来なら多くの屋台が街を移動したり、お囃子が聞こえたり、賑やかなお祭りだそうです。今年は新型コロナウィルス感染症の影響で写真のように屋台を披露するだけとなり、街の皆さんも寂しい思いをされているでしょう。観光客はほとんどいませんでしたので、少し散策して帰りました。全国的に新型コロナウィルス感染者が増えていますので、改めて感染防止を心がけたいと思います。

オンライン脳性まひ講演会のご案内

2021年4月26日から5月30日の間、ボバース記念病院主催のオンライン脳性まひ講演会が開催されます。以前より患者さんを対象とした講演会を開催しておりましたが、新型コロナウィルス感染症の流行により開催できない状況となっておりました。院内研修などでWEB開催を試行しながら、なんとか今回のオンライン講演会の開催に漕ぎ着けました。視聴には事前申し込みが必要ですので、4月9日から5月29日の間にお申し込みの上、ぜひご視聴ください。詳しくは、当院ホームページPDFファイルをご参照ください。

今回の内容は、

講演1『脳性まひの基礎・大道会のリハビリ』 荒井 洋 院長

講演2『乳幼児の脳性まひの診断と治療方法』 北井 征宏 小児神経科部長

となります。ご参加お待ちしております。

2020年度業績

昨年度の業績を報告します。ボバース記念病院赴任後3年目はコロナ禍でストレスの多い1年となりました。手術件数も少し減少しました。

ITBポンプ設置術など重症の患者さんに行う手術が減りましたが、足の手術が増えました。足の変形と言っても一人一人微妙に違いますから、軟部組織解離や関節固定、腱延長、腱移行といった手技をうまく組み合わせて、オーダーメイド手術を行なっています。水野記念病院で鈴木茂夫先生に教わった手技をベースに最近の技術や器械を導入することで、治療成績はすごく向上しています。昨年度から脳性麻痺の上肢手術も少しずつ行なっています。上肢の変形に腱延長や腱移行を行うことで、手が使いやすくなったり、介助しやすくなります。

通勤で京大iPS研究所の前を通りますが、枝垂れ桜が満開でした。今年は桜の開花が早く、京都の桜はお子さんの入学式までに散ってしまいそうです。今年度も安全にレベルの高い手術治療を提供していきたいと考えております。

ルーヴル美術館

ネットニュースを見ていたら、ルーヴル美術館がホームページでかなりたくさんの作品を公開し、ダウンロードもできるという記事を見つけました。行ったことがないので早速覗いてみましたが、48万以上の作品が公開されているようで、とんでもなく時間がかかりそうです。少しずつ時間を見つけて鑑賞したいと思います。

検索サイトで『ルーブル美術館』でも『ルーヴル美術館』でも検索すると公式ホームページが見つかります。英語、フランス語、中国語でしか表示されません。上から2行目のEXPLOREという文字をクリックすると、次のページに移行します。

The palace The gardens Collections Visitor trailsと並んでいる文字のCollectionsを押すと、画面の下の方に誘導されます。

そこにあるSee the collections databaseという文字をクリックすると作品を検索するページに移動できます。Search the collectionsと書いてあるところに作品名を入力したり、下の方のEXPLORE THE COLLECTIONSの中から好きな分野を選んだりすれば、作品が見つかります。

とはいえ、簡単に検索できません。。。検索サイトで有名な作品を調べてみると色々見つかります。

ミロのヴィーナス Venus de Milo

サモトラケのニケ Victoire de Samothrace

ハンムラビ法典 Code de Hammurabi, roi de Babylone

モナ・リザ(デル・ジョコンドの肖像) Portrait de Lisa Gherardini

カナの婚礼 Les Noces de Cana

ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠 Sacre de lempereur Napoleon ler et couronnement de l’impératrice Josephine dans la cathédrale Notre-Dame de Paris

レースを編む女 La Dentelliere

この辺りは超有名作品だそうです。今日は難しい股関節の手術を執刀しましたが、イメージ通りスムーズに終えることができました。余裕があったので、息抜きの書き込みをしてみました。そろそろ小児整形外科に関する記事も充実させないと。。。

パープルデー

3月26日はパープルデーです!私も最近知りましたが、てんかんのことを多くの人に知ってもらうための日です。

カナダ在住の9歳の女の子が『世界中の人にてんかんについてもっとよく知ってほしい』という思いから創設されたイベントです。パープルデーという名前は、その女の子が好きなラベンダーの色に由来しているそうです。100人に1人がてんかんという病気を持ちますが、継続的に薬を内服しないといけない方や治療をしても発作を繰り返す方もおられます。新型コロナウィルス感染症の影響でイベントは縮小されていますが、オンラインでもてんかんのことをわかりやすく説明しているイベントサイトがありますので、この機会にてんかんのことを知ってください。

ボバース記念病院でも今日は全職員が紫色のマスクで勤務しています。ピンクのシャツを着てきてしまい、『シャツも紫やろ!』とつっこまれてしまいました。

外来日変更と求人

2021年4月より私の外来が月曜午前と水曜午後になります。小児整形外科医が減ったため、電話予約できる外来枠を減らさざるを得ない状況です。ご希望の時期に予約が取れない方がおられましたら、金曜午後や土曜午前など別日で対応いたしますので、メールでご連絡ください。

昨年より柴田徹先生が兵庫県立障害児者リハビリテーションセンター(兵庫県尼崎市)に異動されています。柴田先生はボバース記念病院を支えてこられた経験豊富な小児整形外科医であり、当院とも連携して診療を行なっております。

現在、ボバース記念病院小児整形外科では医師が2名に減ってしまっていますが、手術予定は夏休み頃までほぼ埋まっている状況で多忙です。小児整形外科で働いてみたい医師・看護師がおられましたら、ご連絡ください。

ちなみに、ボバース記念病院小児整形外科で働くと、あらゆる小児股関節疾患の手術治療に対応できるようになる!小児・成人を問わず足の外科治療に対応できるようになる!痙縮治療に詳しくなる!側弯以外は大体どんな手術も経験できる!といった感じです。小児科、麻酔科、リハビリ科、看護部ともにとても協力的です。

7th seed

主に靴型装具(整形靴)を扱っておられる7th seedさんに来てもらうようになって1年が経ちました。靴型装具は一見普通の靴だけど、実際はインソールや材質、構造に工夫がしてあるので、変形や麻痺のある足でも快適に活動できます。昔ながらの日本の靴型装具は、一見して装具であり、あまり快適ではないものが多かったです。7th seedさんは普通どころか子供の夢を叶えるような靴を作ってくれます。ホームページFacebookで実際の靴型装具を是非見てみてください!

ボバース記念病院小児整形外科では、足の手術をたくさん行っていますが、外科医の技術だけで全てが解決するわけではありません。これからも装具士、看護師、小児科医などとチーム一丸となってレベルの高い医療を提供していきます。

ボバース記念病院では、4月から月曜午前(第4以外)と金曜午後(第1、3、5)に靴型装具診を行っています。(3月までは木曜午前)興味がある方は外来受診してみてください。

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

2020年は新型コロナウィルス感染症の流行によりストレスの多い1年でした。幸い、ボバース記念病院では感染者が発生せずに1年を終えることができましたが、緊急事態宣言中は外来リハビリテーションを休止することになり、その後も感染防護対策に悩まされる日々を過ごしました。

小児整形外科では、例年よりは少ない件数となりましたが、事故なく手術を行うことができました。お子様たちの頑張りとご家族の献身的なサポートに感謝いたします。本年も小児科医、麻酔科医、看護師、リハビリテーション科等と連携して安全な治療を提供していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

年賀状には例年、家族の写真を使用するのですが、年末に年賀状を作る際にステイホームの影響でろくな写真がないことに気付き、急遽、息子に牛の絵を書いてもらいました。まだまだストレスの多い生活が続きそうですが、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

オンライン三昧

コロナ疲れでホームページも全く更新できませんでした。最近のリモートオンライン生活について少し報告します。

去る12月3日から21日に、第31回日本小児整形外科学会がオンラインで開催されました。私は、ボバース記念病院の荒井院長と一緒に、小児の痙縮治療について講演させて頂きました。荒井先生は痙縮の病態や内服治療についてお話してくださり、私は整形外科医がどのように関わることができるかについて話しました。お笑い芸人と同じで聴衆からの反応がないと話しにくいですが、そこそこ聴衆が集まったようでよかったです。

今日は朝からzoomでファミリーミーティングを行いました。とういうのも、故人である叔父さんは戦後に日系人のための牧師としてカルフォルニアに移民されて、今も私の従姉妹が5人アメリカに住んでいるのです。写真に写っているのは、従姉妹4人にその子供、私の弟です。従姉妹の夫の一人はカリフォルニアの大病院で耳鼻科医をしていますが、そこには新型コロナ感染症患者が250人入院し、彼は現在30人以上の気管切開患者を受け持っているそうです。アメリカでも日本でも同じウィルスが感染症を引き起こしている訳ですから、油断はできないなと思いました。

立場上、あまり外出できないので、休日はネットフリックスで映画やドラマを見ています。皆さんもストレスが多いとは思いますが、人との接触を減らした生活の中で小さな楽しみを探してみてください。