夏休み期間は手術も多く、ホームページに手をつける時間もありませんでした。
ぶらっと本屋に行ったら、奥田英朗さんの新作サイン本が売っていたので、買ってみました。秋の学会シーズンの準備が忙しくなるので、すぐに読めそうもないですが・・・
そこで本の話を少し
奥田英朗さんの作品では、『オリンピッックの身代金』という小説が好きです。戦後の混乱を書いた小説を読むと、親や祖父母が生きてきた時代の大変さを知ることができ、豊かで安定した現代への感謝の気持ちが湧いてきます。戦後と言えば、真藤順丈さんの『宝島』も沖縄問題を考える機会を与えてくれる良い作品です。
直木賞作家さんの作品はどれも楽しく読めます。ただ、ドラマや映画になってしまうと、そっちのイメージが出来上がってしまうので、本には手が出にくくなります。池井戸潤さんとか東野圭吾さんは本買う前に映像化されてしまう印象です。
個人的に好きな小説は、万城目学さんの『プリンセス・トヨトミ』と実は話がつながっている『とっぴんぱらりの風太郎』の2作です。万城目さんの作品は難解なものも多いですが、この2作は『世代を超えて大切なものを守ること』をテーマにしていて、お父さん的には感動しました。
皆さんも子育ての合間に、秋の夜長に、読書はいかがですか?