第30回日本小児整形外科学会

令和元年11月21日〜23日、大阪の中之島公会堂で第30回日本小児整形外科学会が開催されました。歴史ある建物の中で積極的な議論が行われました。今回は南大阪小児リハビリテーション病院の川端院長が会長であったこともあり、脳性麻痺に関する発表が多かったです。ロボットを用いたリハビリやITB療法、ボツリヌス療法など様々な報告が見られました。当院からも『アテトーゼ型脳性麻痺における股関節脱臼の危険因子解析』の報告を行いました。

私は、『デガ骨盤骨切り術の手術手技』というビデオ企画で手術を解説する機会を頂きました。この手術は主に麻痺性股関節脱臼に対して行われる術式です。脳性麻痺の子どもたちに必要な手術ですが、まだ行われている施設は少ない状況です。今回の発表が少しでも役立つものになればいいなと思っています。

11月28日には、東京都立川市で行われた小児痙縮カンンファレンスで講演をしてきました。地域の療育センターの小児科医、看護師、セラピスト、子ども病院の脳外科医、整形外科医などが参加され、これから地域を盛り上げていこうという気持ちが伝わってくる会でした。

ボバース記念病院も新しい知識や技術を積極的に取り入れながら、より良い治療を提供できるように頑張ります!

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