星ヶ丘医療センターでの診察について(続報)

桜も満開を過ぎ、4月も中盤に差しかかかっておりますが、皆様元気にお過ごしでしょうか。私は、まだまだ新しい病院のシステムに慣れないまま、多くの患者さんをご紹介いただき、頑張っております。幸い、星ヶ丘医療センターには私以外にも整形外科医が20名近く、小児科医が5名、リハビリ科医が2名、在籍しており、多くの協力が得られる状況です。

ボバース記念病院から紹介状を作成して星ヶ丘医療センターを受診される患者さんへの連絡が滞っているようです。本来は病院間で予約をとるシステムですが、時間がかかりすぎるので、患者さんから直接星ヶ丘医療センターに予約をとっていただけるように調整しました。紹介状を作成した患者さんには、そろそろボバース記念病院から案内文書が郵送されていると思います。お手数ですが、文書を受け取られた患者さんは、記載されている時間帯に星ヶ丘医療センターに電話予約をお願いします。私にメールでご依頼いただいても外来予約できますので、メールもご利用ください。

当面受診の予定がない患者さんについては、受診が必要になったタイミングで、電話かメールでご連絡いただけば、外来予約させて頂きます。

2024年3月末までに紹介状作成をご依頼いただいた患者さんにのみ上記対応を行います。これからボバース記念病院に紹介状を依頼される患者さんは、これまで通りボバース記念病院が予約の対応をしますので、間違いないようお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

星ヶ丘医療センターでの外来診療

今年は桜の開花が遅れていますが、ようやく気温も上がり、一気に満開へと向かいそうな雰囲気です。

私は明日、4月1日より星ヶ丘医療センター(大阪府枚方市)に勤務します。以前は小児整形外科医が手術をたくさんやっていた病院ですが、昨年度は非常勤医師の外来のみで、小児整形外科の入院治療や手術治療はしばらくブランクがある状態です。赴任後、まずは体制を整える必要がありますが、これまで通り、できるだけ多くの患者さんのお役に立てるように頑張りたいと考えております。

外来診療は4月2日より開始します。火曜午前と午後、金曜午後に予約診療を行います。急な体調不良等にもできるだけ対応していきたいと考えております。装具については、川村義肢がすべての時間帯に常駐しております。火曜午前には、プレーリーファクトリーと7th seedが来院します。

ボバース記念病院からの紹介患者さんへの連絡がだいぶん遅れているようです。ボバース記念病院からまだ連絡のない患者さんで、すでに予約の希望日が決まっている方はお手数ですが、ボバース記念病院に星ヶ丘医療センターの受診希望日を電話でお伝え下さい。

今後ともよろしくお願いいたします。

オンライン脳性まひ講演会

ボバース記念病院のオンライン脳性まひ講演会の告知です。2月1日から2月29日までの期間は、特別回として、過去の講演会から5回分を一挙再公開しています。お得です!

ボバース記念病院のホームページからお申し込みいただけば、視聴のための案内がメールで送られます。皆様、ぜひご参加ください。

異動に関するご報告

私は、2024年4月1日から星ヶ丘医療センター(大阪府枚方市)に異動することになりました。

小児整形外科とリハビリテーション科を管理する医師として勤務します。整形外科医もたくさんおられる病院で、麻酔科医や小児科医、リハビリ科スタッフも充実している施設ですので、新たなチャレンジができることを期待して、異動することにしました。現在診療している患者さんには、これまでと変わりない治療を提供できると考えております。

これまで診療してきた患者さんにはご連絡を差し上げる予定ですが、なにぶん人数が多いので、なかなか作業が進んでおりません。このホームページをご覧になった患者さんがおられましたら、メールか病院への電話でお問い合わせいただければと考えております。

ボバース記念病院についてですが、来年度は常勤整形外科医は不在となり、手術ができなくなります。装具診や整形外科外来は、非常勤医師が行うとのことですが、詳細はボバース記念病院にお問い合わせ下さい。

今後も子どもたちや障害のある方々のためのお役に立てるよう頑張りたいと考えております。

あけましておめでとうございます

2023年も医療従事者や患者さんのご家族など様々な方のご協力により、安全に小児整形外科治療を行うことができました。心より感謝しております。

小児整形外科を専門とする医師は、年々減少しています。少子化のスピードを超える勢いであり、将来の日本の小児整形外科医療が心配になりますが、私はコツコツと頑張っていこうと思います。4月には、小児整形外科認定医制度が開始されることが決まっており、若手医師が小児整形外科に注目する機会になればと考えております。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

第19回オンライン脳性まひ講演会

猛暑日が続き、疲れが溜まりますが、小児整形外科は夏休みモードでフル稼働しております。病院の屋上庭園に植えたミニひまわりやマリーゴールドがたくさん咲いてきました。入院中の患者さんやご家族はぜひ覗いてみてください。

本日は、ボバース記念病院の第19回オンライン脳性まひ講演会のご案内です。今回の演者は、荒井院長で、テーマは、小児期の頭部外傷、脳卒中、脳炎脳症のリハビリテーションです。脳性まひ患者さんにも繋がるところはあると思いますので、みなさん、ぜひご参加ください。申込はボバース記念病院ホームページからお願いします。

第18回オンライン脳性まひ講演会

梅雨に入り、台風も近づき、麻痺やてんかんがある患者さんにはつらい季節だと思います。6月1日からボバース記念病院主催の第18回オンライン脳性まひ講演会が始まりました。そんなつらい季節を乗り越えるために、当院理学療法士の山本裕子科長が『痙直型脳性まひ児のリハビリテーション 〜乳幼児期 お家での過ごし方〜』という演題で講演してくれます。本日より6月23日まで申し込みを受け付け、7月2日まで動画配信しております。ボバース記念病院ホームページより申し込みできますので、皆さん、ぜひご参加ください。

2022年度業績

今年は京都や大阪の桜の開花が早く、入学式を前に散り始めています。新年度に入りましたので、2022年度の業績を報告します。この3年間は、コロナ禍の影響を受けつつ、執刀医1名体制で運営してきたので、似たような数字になっています。小児の救急受診を断らずに受け入れてきたおかげで、骨折などの外傷の患者さんが増えました。今年度も安全に小児整形外科手術を提供していきたいと考えております。

今日は、看護部新人研修の整形外科講義を行いました。真面目に講義を聞く姿を見ると、大きな可能性を感じます。最初は至らないこともあるかと思いますが、将来のボバース記念病院を支えてくれるであろう人材を温かく見守ってあげてください。今年度もよろしくお願いいたします。

麻痺性股関節脱臼の記事更新

 インスタにやりすぎて、ホームページが疎かになっていまいたが、さすがに真面目な記事を書かないといけないなと連休中にがんばりました。

 脳性麻痺患者さんの中には、股関節が脱臼してきていると言われ、手術を勧められたが、悩んでおられる患者さんが多いです。股関節脱臼の治療にも適切なタイミングがあるので、悩みすぎると大事なタイミングを逃してしまうこともあります。股関節脱臼を放置すると、悲しくなるくらい辛い状態になる患者さんも経験しています。自分なりに切磋琢磨し、現在、ボバース記念病院では、脳性麻痺先進国に負けない股関節手術を提供できていると考えています。

 麻痺性股関節脱臼の記事を大幅に改訂して、詳細に記載しました。まだまだ不足がありますが、役にたてばうれしいです。ご質問やご相談、ご意見などメールでご連絡ください。